記憶力と年齢は関係ある?

記憶力は年齢に関係ある?

物忘れが激しくなったり記憶力が低下すると、「ああ、年をとったな」と感じてしまいますが、実は記憶力の低下は年齢によるものばかりではありません。では、そもそもどうして記憶力が低下するのでしょうか。記憶力低下の一番の理由は、年を重ねるうちに脳を目一杯使う事が減ってきている事です。年をとってもバリバリと働いている間は頭もしっかりしていたのに、定年退職した途端に物忘れが激しくなる、最近の事が思い出せなくなる、などの記憶力の低下が見られるのはよくあるケースです。これは仕事を辞めた事で頭を使わなくなり、脳の機能が低下したからです。

そもそも、脳は非常に丈夫な器官です。近年、115才で亡くなったオランダ人女性の脳を解剖したところ、脳の機能があまり低下していないと言う結果が出ました。現在では脳の寿命は120年程度と考えられています。そんな脳が、40年や50年で駄目になってしまうわけがないですよね。
 

記憶力にピークはないのか?

とは言え、記憶力にピークが無いわけではありません。一般的には、10代から20代が記憶力のピークと言われ、それ以降はどんどん下がっていきます。例えば10代・20代ならば3日で暗記出来たものが、30代なら1週間かかった、と言う例もあります。また、大昔の事ならば兎も角、最近の事が思い出せないと言う方も「年かな」と考えてしまいがち。しかしこれは、実は脳が衰えたから、と言うわけではありません。
 

大人と子供の違い

大人と子供では、そもそも感覚が違います。「最近」と言う時間の感覚を一つとっても、大人の最近とはここ半年や一年程度の事を指す事が多いですが、子供の場合は僅か数日・数週間・長くて数ヶ月前と言ったところでしょう。子供が「最近」あった事を忘れないのは、大人と比べて近い日にちの事なので当然なのです。

加えて大人……取り分け40代以降の方は、思い出せなかった事をすぐに諦めてしまう事が多いです。記憶とは覚える時ではなく、思い出す時に脳に定着するものなので、思い出すと言う行為を諦めてしまうとそれだけ物事を思い出せなくなりますし、記憶も定着しません。逆に、年をとっても興味がある事や趣味に対して積極的であれば、自然と脳は活発に働いて記憶力が向上します。脳は年をとる事で劣化する事はありませんが、いつまでもチャレンジする心を忘れないようにする事でより高い能力を得る事が出来るようになります。